オール電化住宅に欠かせない存在!?エコキュートの雑学について分かりやすくご紹介

こちらのサイトは、これからオール電化住宅を検討されている人に電気温水器でもあるエコキュートの雑学を分かりやすくご紹介しています。
エネルギーを一つにまとめることで基本料金が1つになる、経済的な光熱費になるなどの魅力があるけれども、寒い季節になると凍結することもあるのでそれの予防法や追い炊きや高温たし湯機能などにも触れています。
全ての機種に高温たし湯や追い炊き機能が付いているのか、このような疑問も解決できます。
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オール電化住宅に欠かせない存在!?エコキュートの雑学について分かりやすくご紹介
- 寒い朝に注意!エコキュートが凍結してしまう原因とは?
- エコキュートが凍結してエラー表示になったときの対処法
- エコキュートが凍結したとき配管部分にぬるま湯をかける
- 浴槽にお湯や水を残しておけばエコキュートの凍結予防に効果的
- エコキュートでお得になるのは?追い焚きと高温たし湯はどちらがお得?
- エコキュートを導入前に把握しておきたいお湯の使用量
- エコキュートの容量を選ぶときのポイント
- エコキュートの容量は使用可能なお湯の量ではない?
- 電気代はエコキュートの容量で変わる
- 家族の人数別で考えたおすすめのエコキュートの容量
- エコキュートを動かしている主要部品について知ろう
- 導入前に知っておきたいエコキュートの仕組み
- エコキュートのメリットだけでなくデメリットも把握しよう
- ヒートポンプユニットはエコキュートの心臓部分
オール電化住宅に欠かせない存在!?エコキュートの雑学について分かりやすくご紹介
エコキュートは空気に含まれる熱を集めて、それを使って水を温める機能と温めた温水を蓄えておくためのタンクなどで構成されているオール電化住宅に欠かすことができない存在です。
電気温水器に位置づけされているエコキューは、その名の通りエコな設備機器であり電気は使うけれども深夜の電気を使うので電気代を抑える効果を期待することができますし、火を使わないので空気が汚れないなどのメリットもあるなどエコキュートへの注目が集まっています。
寒い朝に注意!エコキュートが凍結してしまう原因とは?
エコキュートは、夜間の電力を利用してお湯を沸かしてタンクにためておく仕組みを持つ電気給湯機です。
夏時期などでは問題はないけれども、冬になって寒さが厳しくなると温水が出なくなることもありますしエラー表示になることも少なくありません。
温水が出なくなるエラー表示になる原因の多くは、エコキュートと浴槽を繋いでいる配管の凍結です。
このようなトラブルを回避するためにも予防策を把握することが大切です。
エコキュートでは、室外に設置された装置でお湯を沸かしてためる仕組みで必要なときに給水・給湯の配管を使って室内に供給しています。
部屋の中と屋外を繋いでいる配管は気温の影響を直接受けることになるので、真冬の早朝など急激な気温の低下が影響を与えることになる氷点下になったり、これが続くことで配管が凍結する可能性が高めです。
凍り付いてしまうとそれが溶けるまでの間は使えなくなるなど、そのための対処法を把握することが重要です。
エコキュートが凍結してエラー表示になったときの対処法
エコキュートが凍結するのは真冬の寒いとき、氷点下になったり連続して氷点下の日が続くなどの場合は運転に支障をきたすことになります。
ヒートポンプユニットを使って水道水を温めてタンクにためるとき、水道管とからヒートポンプユニット、ここからタンクの間には配管があって屋外に設置されています。
風などが当たると配管は金属製の素材になっているので余計に冷えてしまい、内部を流れる水もしくはお湯が凍結するリスクも高くなります。
エコキュートは配管が凍結したときにエラー表示になることがあるのですが、このような表示を目にしたときには最初に漏電遮断器(漏電ブレーカー)をオフにします。
漏電遮断器は漏電による漏れ電流を検出して回路を自動的に遮断する機能を持ちますが、配電盤などの配線用遮断器が過負荷もしくは短絡による過電流から回路を保護する役割を持つのに対し、エコキュートの機能としては地絡での感電防止などの目的で回路に設けられているもので、この機能を使うことでエラー表示を解除できます。
エコキュートが凍結したとき配管部分にぬるま湯をかける
エコキュートは真冬の寒い朝など凍結して給湯ができなくなることがありますが、凍結するとコントローラー部分にエラー表示になって知らせてくれる機能が備わっています。
電源のオフオンで解決できることもあるのですが、配管が凍結したことでエラーになっている場合は最初に漏電遮断器をオフにしてから約1分間そのまま放置、その後遮断機をオンにすることで通常表示に戻ります。
ただ、この方法は表示を通常のものにする効果はあるけれども、凍結そのものを解決できるわけではありません。
凍り付いたものを解決するための方法として有力なやり方は、エコキュートの配管にぬるま湯をかける方法です。
急いで凍結を解除したいときに有効な方法ですが、このとき注意すべき点は熱湯を使わない点です。
熱湯を使うと急激な温度差により配管部分が破損する恐れがあるので、配管にタオルをかけるなどして少しずつぬるま湯を注ぎながらゆっくり溶かすイメージで行うのがおすすめのやり方です。
浴槽にお湯や水を残しておけばエコキュートの凍結予防に効果的
エコキュートの凍結は寒冷地に起こりやすい現象ではありますが、温暖な地域でも氷点下を下回ることもあるので起こりえる現象です。
そのため予防方法を把握しておくことは、寒いときでもエコキュートを使えるメリットへと繋げることができるのではないでしょうか。
一般的に、凍結は太陽があがり気温が上昇すれば解消されるので時間的に余裕がある場合は自然解凍を待つのが良いのですが、寒冷地など自然解凍が難しい地域やなるべく早いタイミングでお湯を使いたいときなどはフルオート機能が備わっているエコキュートが便利です。
フルオート機能が装備されている製品のときには、浴槽にお湯を残しておくのがコツです。
このとき、水位は循環口の中心から10センチ以上のところになるよう残しておくことがポイントです。
これにより、凍結予防のための運転が自動的に行われるようになるのでお湯を供給できなくなるなどトラブルを回避することが可能です。
夏場は直ぐにお湯を抜いても良いけれども冬になったら浴槽に残し、これを家族で実行できるよう決めておきましょう。
エコキュートでお得になるのは?追い焚きと高温たし湯はどちらがお得?
ガスを利用するお風呂の場合、お湯がぬるくなったときには追い炊きを行えば快適な湯温にすることができますが、エコキュートの場合も追い炊き機能や高温たし湯機能を使えば快適なお風呂タイムを過ごすことができます。
ところで、この2つの機能はどちらがお得で経済的なものなのか疑問に感じる人は多いのではないでしょうか。
電気代のこともあるので経済的な方を使いたい、このように考える人も多いかと思われますがエコキュートにおいて高温たし湯の方が経済的といわれています。
エコキュートで追い炊きをするときには熱交換器を使ってタンク内にためてあるお湯の熱が使用されることになるので、頻繁にこの機能を使うとタンク内のお湯の温度が下がってしまうことも少なくありません。
再び、温度を上げるためには電力が必要です。
電気代は夜間の深夜料金が適用されるので安くなるけれども、追い炊きなどを使う時間帯が割引対象外のときには電気料金が割高になることもあるわけです。
エコキュートを導入前に把握しておきたいお湯の使用量
エコキュートと一口にいっても様々なタイプがあるのですが、選ぶときのポイントとして外すことができないのがお湯を使用する家族の人数です。
温水の使用量の中でも最も多いといえるのがお風呂、お風呂は家族の人数で使用する温水の量がかなり変わるので導入前にはこの使用量について把握が大切です。
ちなみに、エコキュートは、沸かしたものをタンク内にためておいて供給するタイプの給湯器になるので、使用する人数に合った容量を選ぶことが重要です。
その理由の中には人数に合う容量のタンクを選ばないと途中で不足する可能性が挙げられます。
家族全員が1日に使用する量を計算する必要があるのですが、水道を1分間出しっぱなしにしたとき約12リットルの水が使用されるといいますが、お風呂に入ったときにシャワーをどのくらい出しっぱなしにしているのか計測することで大まかな使用料を計算することができます。
なお、一般的な浴槽は約180リットルですが他にもキッチンや洗面所などでのお湯の使用量も加算することが大切です。
エコキュートの容量を選ぶときのポイント
エコキュートの電気代は、基本的にタンク容量によるものではあるけれども適切な量のタンクを選ばないとお湯切れが頻繁に起こってしまうなどエコキュートが使いにくい設備に感じてしまうこともあるので注意が必要です。
エコキュートは、深夜の電気料金が割引になる時間帯を使って沸かすことになりますが、日中使いすぎてしまうとタンク内の温水がなくなってしまう、割引料金が適用しない日中の電気を使うことになります。
割引対象外の時間帯に稼働すると電気代が高くなるので、家族の人数に合わせたものを選ぶことがポイントになって来ます。
一般的に、エコキュートの基本ラインは370/460/550リッタータイプ、2~3人家族なら370で4~5人家族なら460、6~7人家族なら550が推奨されています。
ただし、4人家族は400~600Lが標準的な使用量になるので標準ラインの460Lではお湯切れになる可能性もゼロとはいい切れません。
家族で温水を頻繁に使うことが多い場合などはこの上のクラスに相当する550Lを選択する方法もあります。
エコキュートの容量は使用可能なお湯の量ではない?
エコキュートを選ぶときには、家族が1日でどれくらいのお湯を使用するのか計算すること、そして家族人数に合わせて370L・460L・550Lの基本ラインの中から選ぶことがポイントです。
一般的に、370Lは2~3人家族で使用するのに適した容量といわれているのですが、4人家族の場合は400~600Lが使用量の目安などからも、人数が増えることでワンランク上のタンクを持つエコキュートを選択する費用も出て来るわけです。
エコキュートは、寒冷地や温暖地などのように地域により使用可能な湯量には違いがあるといいます。
これは仕組みに理由が隠れているのですが、エコキュートは90度前後のお湯をためておいて、高温度になっているものに水道水を加えて適温にして供給する仕組みを持ちます。
水道の水の温度が高い地域はタンク内にためてあるものをあまり使うことなく設定温度の温水を作ることは可能ですが、水道水の温度が低い地域はより多く使うことになるわけです。
このように、事前にためてある温水に水道水を加えて適温にするなどからも、実際に使用できる湯量は容量よりも多くなるのが特徴です。
電気代はエコキュートの容量で変わる
エコキュートを利用したお風呂にも追い炊きや高温たし湯などの機能を兼ね備えた製品がありますが、両者を比較したときにお得になるのは高温たし湯です、エコキュートで追い炊きするときには熱交換器を使ってタンク内のお湯の熱を使用することになるので頻繁に追い炊きするとタンク内のお湯の温度は下がってしまいます。
この下がった温度を上げるためには電力が必要になるのですが、ここで注意すべき点は深夜の電気料金と日中の電気料金を比較したとき深夜の方が安く、日中の方が高くなる点です。
電力を使うことで電気代も高くなるなどからも、エコキュートを導入するときにはタンクの容量などについて適切なものを選ぶことが重要です。
なお、エコキュートの電気代はタンクの容量で決まるといっても過言ではないのですが、利用する家庭でのお湯の使用量とタンクの容量がアンマッチになっているときなどはお湯が足りなくなるなどのトラブルが起きることもあるので深夜の時間帯を使って家庭内で利用するお湯を確保できるものを選択することが欠かせません。
家族の人数別で考えたおすすめのエコキュートの容量
エコキュートのタンク容量は色々ありますが、エコキュートのタンク容量は370L(2~3人)・460L(4~5人)・550L(6~7人)といわれています。
あくまでも目安でお湯の使い方などによりそれぞれの人数よりも上のグレードを選んだ方が良いケースもあるので、最初に家庭内で利用する温水の使用量について把握することが先決です。
370リットルの場合は最もお湯を多く使用する冬場に40度のお湯を供給することを想定したとき、2~3人の家族の場合は370リットルで十分足りると思われますが、4~5人に最適とされる460も多く使うなどの場合はその上の550の方が安心のケースもあります。
不足してしまうと沸かすのに時間が必要になることだけでなく、エコキュートは電気を使って湯沸かしを行う関係から電気代がより多く掛かることも想定されます。
ちなみに、エコキュートは電気代が安くなる深夜に沸かすことで節電効果を期待しながら沸かせるシステムになるので、家族の人数が多い場合は大きな容量が最適です。
エコキュートを動かしている主要部品について知ろう
エコキュートを稼働させるためにはヒートポンプユニットや空気熱交換器、膨張弁や圧縮機、水熱交換器や貯湯タンクなどの主要部品が欠かせません。
ヒートポンプユニットは、外気の空気に含まれる熱を集めてお湯を沸かすための装置でエアコンの室外に似ているなどの特徴があります。
内部には、空気熱交換器・膨張弁・圧縮機・水熱交換器などの主要部品が入っている、ユニット内には冷媒と呼ぶ気体物質が循環していて集めた空気の熱を運ぶ役割を担っています。
空気熱交換器は、お湯を沸かすために外気から熱を吸収する部分で膨張弁は冷媒の温度を下げる働きを持ちます。
熱は、高い方から低い方に移動する性質があるのですが、膨張弁で冷やされた冷媒に空気熱交換器で取り込まれた空気重なり圧縮機に流される仕組みです。
高温になった冷媒は、水熱交換器に移動した際に熱を水に移動させる、これにより水がお湯へと変化する仕組みになるわけです。
なお、貯湯タンクは水熱交換器で沸かしたお湯が送り込まれるものであり、エコキュートの中ではお湯をためるとても重要な働きを持つ部分です。
導入前に知っておきたいエコキュートの仕組み
エコキュートには追い炊きや高温たし湯といった機能があるので、お風呂が温くなったときでも安心です。
一見、2つの機能は似ているイメージがあるけれどもどのような違いがあるのかご存知でしょうか。
エコキュートの追い炊きは、ぬるくなった浴槽の温水をタンクにある熱交換器を使って温め直しから浴槽に戻す機能になるので、タンク内にたまっているお湯の熱を使うため湯量が少ない場合や温度が低いと希望の温度に温めることができないこともあります。
これに対し、高温たし湯は高温度の温水を浴槽に足す形でお風呂の温度を上げる方法です。
ちなみに、エコキュートはオール電化住宅を中心に人気を持つ給湯器の一種です。
エアコンにも使用されているヒートポンプを使い、集めた外気を熱に変換して沸かしてタンクの中にためる仕組みを持ちます。
ヒートポンプは電源が必要になりますが、電気料金が安くなる深夜に稼働させることで電気代の節約効果を期待できます。
なお、追い炊きや高温たし湯はメーカー機種に依存しますが、いずれの機能を搭載した製品が多いといいます。
エコキュートのメリットだけでなくデメリットも把握しよう
エコキュートは、効率よくお湯を沸かす事が出来るので光熱費を大幅に節約することができるシステムです。
メリットは、深夜早朝の電気料金が安い時間にお湯を沸かして経済的であったりガスを使わない生活ができるため環境にやさしいといった点があります。
エコキュートのデメリットもないわけではなく、ガス給湯器に比べると初期導入コストが高めです。
又、給湯器はガスも同様ですが寿命があるためその時期に壊れたりするとその都度費用が掛かることもあります。
コストパフォーマンスを考えると、月々の料金は安くなりますが導入コストが高かったり壊れた時に買い替えになると更にコストがかさむ点もデメリットです。
しかし、災害時にタンクにためておいたお湯を使う事が出来るなどガス給湯器にはないメリットもあります。
エコキュートを導入するときには、これらの点を総合的に考えてライフスタイルに合った方を選ぶのが良いでしょう。
太陽光発電と組み合わせると、更にお得です。
ヒートポンプユニットはエコキュートの心臓部分
エコキュートではヒートポンプ方式によってお湯を沸かす仕組みになっており、この機器が空気中の熱を集めて溜める役割を果たします。
ヒートポンプはいわばエコキュートの心臓部分であり、この部分の状態が性能の根幹にかかわります。
熱には温度が高い方から低い方へと移動する性質があり、冷媒の熱を移動させることでお風呂や暖房などに活用することが出来ます。
熱を放出することによって冷媒の温度が下がり、そこから膨張させて圧力を下げることで一層温度を下げることが出来ます。
逆に部屋やお風呂には圧縮された空気がもたらされることにより、温度がどんどんと上がっていきます。
この上がり方は他の方法に比べて効率が良く、スピードや電気代の面でメリットがあります。
この機能を逆にすることで冷房を使用することも出来ます。
ポンプの調子が悪くなるとこのどちらの機能も使えなくなるので、すぐに修理や交換を行い、通常の状態に戻すことが必要となります。